市販のわらび餅と本わらび粉のわらび餅:違いを知って楽しもう
市販のわらび餅と本わらび粉のわらび餅
わらび餅、大好きですよね。
夏にぴったりの和菓子で、もちもち食感がたまりません。
でも、「本わらび粉のわらび餅」って見ることがあるけど
「市販のわらび餅」と何が違うの?
今回はその違いを、原材料・食感・風味・作り方で比べてみます。
わらびモッシュくんと犬のきなこ
1. 原材料の違い:本物と代用品
わらび餅の名前は「わらび粉」から。
これは、わらびの根から取れる貴重な粉です。
昔ながらの製法だと、根を掘って洗って乾燥させて作ります。
1kg作るのに何十kgも必要だから、本わらび粉100%は高級品なんです。
でも、市販品はどうでしょう?
パッケージを見ると、「わらび粉」と書いてあっても…。
実はほとんどがタピオカ澱粉や馬鈴薯澱粉で代用。
コストが安く、大量生産に便利なんです。
さらに、増粘剤やゲル化剤も入りがち。
本物のシンプルさとはちょっと違いますね。
2. 食感の違い:もちもちvsぷるぷる
わらび餅の魅力は食感ですよね。
でも、市販品と本物では全然違うんです。
本わらび粉のわらび餅は、弾力が強くて粘り強い。
噛むと歯ごたえがあって、口の中でとろけます。
自然な粘性が、このもちもち感を作り出す秘密。
一方、市販品はぷるぷるで柔らかい。
タピオカ澱粉だと、ゼリーっぽい軽い食感に。
スプーンですくって、するっと溶ける感じです。
美味しいけど、本物の噛み応えとは別物かも。
3. 風味の違い:自然か人工か
風味にも大きな差があります。
本わらび粉は、土っぽい植物的な香りが特徴。
きな粉や黒蜜と合う、素朴な味わいです。
添加物が少ないから、素材そのものの味が生きてます。
市販品は甘さが強い傾向。
砂糖や香料で調整され、人工的な風味に。
タピオカ澱粉自体に味はないので、フレーバーで補うんです。
抹茶風味や黒糖風味も、本物とは少し違う印象です。
4. 作り方の違い:手間vs効率
本わらび粉のわらび餅、作るのは大変。
水で溶いて、火にかけて混ぜ続けます。
ダマにならないよう、透明になるまで加熱。
冷やして固めて切り分けて…30分以上かかります。
市販品は効率重視。
機械で混ぜて、添加物で安定させます。
短時間で成型、パック詰め。
手軽さと低価格の裏には、こんな違いが。
どっちを選ぶ?シーン別おすすめ
どっちがいいかは、あなた次第。
シーン別におすすめをまとめました。
- 気軽に楽しむなら
市販品が便利。
コンビニで買って、おやつにぴったり。
柔らかくて子供やお年寄りにも優しい。 - 贅沢な気分なら
本わらび粉を。
自分で作るか、専門店で味わって。
お茶会で出せば、みんな驚きますよ。
まとめ:違いを知って楽しもう
市販と本わらび粉、どちらにも良さがあります。
原材料、食感、風味、作り方…違いはたくさん。
次に食べる時は、パッケージをチェック。
「これはどんなわらび餅?」と考えてみて。
本物を味わえば、さらに楽しくなりますよ!
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